東京・横浜・千葉の主要港湾に特化した現場作業代行
通関業務のプロセスは、申告の電子化が進んだ現在でも、港湾エリアでの物理的な現場作業が不可欠です。株式会社ROMAのサービスは、日本の物流の心臓部である東京港、横浜港、千葉港の主要港湾エリアに特化しています。江戸川区を拠点とし、このエリアに集中することで地理を熟知したスタッフが対応するため、突発的な事態にもスピーディーな対応が可能となっています。
提供するのは、通関業者様が行う申告や書類作成以外の、現場作業に特化した専門的な代行サービスです。これは、単なる運送業とは異なり、代表が専門知識を持った人の時間貸しと語るように、専門スタッフの時間と現場作業でしか得られない知識を提供する独自のモデルです。地方の通関業者様が対応困難な港湾エリアでの税関検査立ち会いや煩雑な書類提出などを、スピーディーで細やかな対応力で代行し、自社の社員を遠隔地から派遣するコストと比較して、お客様にご納得いただける料金体系を実現しています。
税関の旗差入れから各種専門検査まで幅広い検査業務に対応
税関検査が決定した貨物をスムーズに搬出するために不可欠なのが税関の旗です。株式会社ROMAでは、旗の借受けと運送会社ドライバーへの受け渡し手続きを代行し、手続きを迅速に行うことで、検査対象貨物をトラックが長時間待機することなく優先的に搬出することが可能となり、リードタイムの短縮とコスト削減に直結します。申告された貨物が適正であるかを確認する税関検査には、専門知識と現場経験を持つスタッフが、お客様に代わって立ち会います。
輸入許可を受けるためには、税関検査だけでなく様々な法令に基づく検査が必要です。家畜伝染病予防法などに基づく動物検疫(動検)では、畜産物や関連商品を対象に、検疫所での手続き、サンプルの提示、関連書類の確認など、専門知識が必要な検査の立ち会いを経験を持つスタッフが代行します。高圧ガス保安法に基づく検査(ガス検)など、安全規制が厳しく、手続きが複雑な特殊な取り扱いと専門知識を要する検査の立ち会いにも対応し、現場を熟知したスタッフがお客様に代わって立ち会うことで、法令遵守を確保しつつ、手続きを完了させます。
関係省庁への書類提出と関係各所との書類受け渡しを代行
申告業務は電子化されていますが、税関への修正申告や各種申請など、依然として物理的な書類の提出が必要なケースがあります。株式会社ROMAでは、お客様が作成された申請書類を、指定された窓口へ確実に提出する業務を代行し、区分1、2、3といった申告区分に関わらず、手続きが必要な場合に、お客様の現地チームとして動くことが可能です。書類の不備によるリスクを回避します。
輸入許可には、関税法以外にも多くの法令が関わります。食品輸入届、機械の設置届、非該当品証明を含む動物検疫の申請書、あるいは衛生証明書(サニタリー)など、関係省庁への提出が必要な書類は多岐にわたり、同社は各種専門書類の差し入れ手続きを、お客様に代わって行います。煩雑な窓口業務を専門家に任せることで、お客様は書類作成などのコア業務に集中できます。一定の輸入数量の枠内に限り、低い税率を適用する関税割当(TQ)制度など、提出時期や窓口が厳格に定められている専門的な申請に関連する書類提出もサポートし、お客様が準備された申請書類を、指定された関係各所へ確実に提出する物理的な作業を代行します。通関プロセスでは、貨物の引き取りに必要なBL(船荷証券)の差し入れ・引き上げなど、荷主様や船会社、倉庫業者との間で必要な重要な書類取引を代行し、関係者間の連携をスムーズにします。
お客様と従業員双方の成長を目指す企業理念の実践
株式会社ROMAの企業理念として掲げられているのは、新たな価値の継続的創造と従業員の自己実現の助けとなる経営です。お客様に対しては、業務効率化やコスト削減といった新たな価値を提供し、ともに働く従業員一人ひとりが、専門的な仕事を通じてスキルを高め、自己実現を果たせるような環境づくりを目指しています。お客様のビジネスに貢献することと、従業員が誇りを持って働ける企業であることの、二つの両立を図っているのが特徴です。
提供するサービスは、お客様のビジネスの根幹である通関業務そのものではありません。あくまで、それに付随して発生する専門的な現場作業に特化しています。税関検査の立ち会い、船会社へのBL(船荷証券)の差し入れ、他法令に関する各種書類の提出など、お客様の手が足りない物理的な作業を代行することで、競合ではなく、お客様の業務領域を尊重し、スムーズな通関業務をサポートします。急なご依頼にも可能な限り対応する柔軟さや、対応のスピーディーさが同社の強みであり、不測の事態による遅延リスクを低減するため、オンラインやお電話でご依頼をお受けして現場へ伺う訪問型のサービスを展開しています。


